「近所に極真カラテの道場があって気になっているけど、敷居高そう。」
「極真カラテをやってみたいけど、最初ってどうすれば良いの?」
僕は親の影響もあり子供の頃から極真カラテ(現在は新極真会)をやっているんですが、こんな感じでヤキモキしている方が結構いると思います。
極真カラテという名称は知られているケド、実際僕の周りで極真カラテをやっている人って僕以外いないし。だけど初対面の人に「一応、極真やってます。」と言うと「へー、そうなの!?極真ってさー!」ってカンジで話が盛り上がったりもします。人見知りの僕としてはこれは極真カラテをやっている嬉しい副産物です(笑)
僕から道場の雰囲気や稽古内容などを細かく知る内に「オレもちょっとやってみようかなー」って人も何人かいました。
「実際はこんなカンジですよ。」と発信する事で敷居を低くし「あ、そうなんだ!じゃあやってみようかなー。」「子供に習わせてみようかなー。」という、背中の後押しになれれば嬉しいです。
なるべく皆さんが知りたい事を細かく伝えていきたいと思います。
まずは見学に行く
いきなり「入門したいんですけど!」と入っていっても全然構わないんですが、最初に見学してから決めた方が絶対良いです。
指導員の方も最初は見学をすすめる方が多いと思います。道場によっては体験入門出来る所もあるので、焦る必要はありません。
極真カラテは「基本稽古」「移動」「型」と、決まった稽古を白帯~黒帯まで分け隔てなく全員で毎回一緒に行います。この一連の稽古の流れを見学してもらいたいのです。
他の武道や格闘技は分かりませんが、極真カラテはこの「全員で一緒にやる稽古」があるから一人で放っておかれたり、置いてけぼりにされてしまうという事が無いです。
溶け込みやすく長続きしやすい環境で練習できる長所だと思います。
「え?練習って素手素足でブッ叩き合ってんじゃないの?」って思っている人が多いと思いますが、素手素足でガンガン叩き合う事はケガする危険があるので稽古中はほとんど行いません。
そういう組み手(スパーリング)やミット打ち等の練習は、稽古が終わった後の自由時間でやりたい人が各自行ないます。
見学に行く時間が重要
稽古時間の一例を出すと
少年部 17:00 ~ 18:30
一般部 19:00 ~ 22:00
少年部と一般部に分かれるのですが一般的に中学生までが少年部、高校生以上が一般部に分けられます。
だからと言って一般部が少年部、少年部が一般部に出てはいけないとかそんな事はありません。
少年部に一般部(大人)が混じって稽古する事は時間的にもあまり無いと思いますが、一般部に子供が混じって一緒に稽古するのはよくあります。親子でやっている光景も見ますしね。
稽古開始時間が重要なんですが、一般部を例に取ると開始時間が19:00です。
この19:00よりも前(大体10分前くらい)に行って「あのー、見学したいんですケド。」と見学の旨を伝えて下さい。何故かは後で説明します。
「誰に言えば良いの?」
ってなると思いますが、誰でも良いです!入り口付近にいる道着を着た人なら白帯だろうが何だろうが「見学したい」って伝えたら、その人がその道場の責任者(指導員)に伝えてくれると思うので。
扉をガラッと開けるのも最初は気まずいって人は15分位前から道場入り口で待機して、道場に入っていく直前の人を捕まえて「見学したい!」と言えば良いと思います。これオススメです(笑)
見学したいと伝えたら指導員の人がイスを出してくれるので、道場の一番後ろで座って見学する事になります。
そして19:00から稽古が始まるんですが、原則的に稽古が始まったらそこから「基本稽古」「移動」「型」と全ての稽古が終わるまでは皆揃って同じ内容の稽古を行ないます。
大体1時間~1時間30分掛かりますが、余程の事が無い限り中断はしません。なので、稽古が始まってしまったら見学したいと言える雰囲気じゃなくなってしまいます。
余計に入りづらくなってしまう事と、最初から最後までの一連の流れを把握するという意味で開始時間前に見学の申し出をした方が良いです。
見学後
全ての稽古が終わると自由時間になるので、そこで指導員の方が来て色々説明してくれると思います。そこで分からない事や不安な事があったら遠慮せずに何でも聞いた方が良いです。
「痛くないですか?」とか何でも良いんで(笑)
ちなみに「痛くないですか?」に関しては、最初は表面的に「パチッ、パチッ」と当てるか当てないか位の寸止めの様なカンジでやってくれるので、大丈夫です。
初期費用について
「月謝っていくらなの?」
一番気になる所なんですけど、月謝は支部によって違います!
「なにそれ?同じ極真で月謝違うとかって、そんなのあんの?」
って思うんですけど、そんなのあります。ですからこれは見学に行った時に聞くか、その道場のホームページを見て調べるしか正確な金額は分かりません。
それを踏まえた上での、大体の初期費用が
入会金 10000円
道着(上下) 10000円 (道着を持っていれば無し。だけどそんな人は居ないと思う。)
年会費 10000円 (年会費は毎年4月に新極真会に払わなければならない。平成30年から8000円→10000円に値上げされた。)
月謝
少年部 5000円 ~ 7000円
一般部 10000円前後
こんなカンジになると思います。
しかも最初入会する時には銀行引き落としの手続きに時間が掛かるので月謝2ヶ月分払います。
ですので入会する初期費用のトータル金額は
入会金 + 道着代 + 年会費 + 月謝2ヶ月分で・・・・・40000円 ~ 50000円 !!
た、たかい。。
まとまった金額が出ていく事になるので軽い気持ちで突っ込めないかもしれませんが、リアルな初期費用はこんなカンジになります。
稽古日も重要
通いたい道場が週に何日やっているか?コレは重要なので抑えておいた方が良いです。
何故なら週1しかやってない道場でも、毎日やっている道場でも月謝は一緒だからです。
これは仕方の無い事なのですが、テナントを借りきって常設の道場としている所は毎日出来るし、どこかの一画を時間や曜日で借りている所だと週1が限界かもしれないし。
「週1の道場だけど、もっと通いたいんだけど・・・」
って人は、通える方法あります!
違う道場と掛け持ちをする
同じ支部長が管轄している道場ならば、違う道場にも通う事が出来ます。
「どういう事?よく分かんないんだけど?」
説明すると、所属している道場(支部)の支部長が出している所ならば、自分が入門した道場じゃなくても行く事が出来ます。
例えばA支部長がA1・A2・A3と3つの道場を持っていたとします。自分が入門した道場はA1の道場だとします。
この場合はA2とA3の道場にも通う事は出来ます。追加の金額も発生しません。実際僕もそうやって通っていました。
僕の場合は2つの道場に通っていましたが、その2つの道場は同じ指導員が指導していたので通いやすかったというのもあります。
違う道場に行ったら違う指導員が指導している事のが多いと思うので、もし他の道場にも行ってみたいと思ったらまずは所属している道場の指導員に「もっと通いたいんですけど、この道場に行っても良いんですか?」と聞いてから行くと良いでしょう。
「オレ、A3の道場なんだけど。目と鼻の先にB1っていう道場があるんだけどさー。看板見ると同じ新極真会だけどB1は行っちゃダメなの?」
それはダメです!
B1はB支部長が出している道場なので、A支部所属ならば通う事は出来ません。
慣れていって時間と体力に余裕が出てきたら他の道場に行って通う頻度を上げていく事も出来るので、その辺はやる気があれば普通にクリア出来ると思います。
まとめ
稽古開始時間前に行って見学をする。
初期費用は 40000円 ~ 50000円前後。(月謝が支部によって違う)
稽古日(曜日)の確認と、もっと通いたくなったら他の道場にも通えるのか確認する。
極真カラテをやるにあたって入門前に疑問に思う事を少し書きましたが、始めてしまったら想像している以上に新鮮で面白いと感じる事間違いなしです!
出来なかった事が出来る様になる喜びや、道場での新たな人との出会いはお金にかえられない貴重な財産となる事でしょう。楽しい極真カラテライフを送って下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。