極真カラテに入門したけど、初日って何するのかわかりませんよね。

 

友達や知り合いが既にやっていて色々聞けたり気持ち的にラクな環境でスタートが切れればサイコーですけど、一人で入門したら全く分からず不安な気持ちになったりします。

 

そこで今日は入門初日の注意事項と、稽古はどんなカンジで流れていくのか書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

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入門初日は30分前に道場へ行く

 

初日は礼儀作法や道着の着方などの説明があるので、早めに来る様に言われます。道場生が大体15分前からパラパラ来始めるので、30分前に行けば人も少なく落ち着いて説明を受けられます。

 

道着の着方

まず最初に教わる事は「道着の着方」です。道場によっては道着のストックが無く「初日に来た時にお渡しします。」ってトコも多いですが、入門手続きをした時に事前に購入して手元にあるのならば洗濯しておく事をオススメします。固くてゴワゴワですから(笑)

 

 

道着の着方

【ズボン】

ズボンのウエストはゴムとかではなく紐で締める。ウエスト部分に紐が通してあって、両サイドから紐が出ているのでそれをギュッと締めて蝶結びで緩まない様に固定する。

 

【上着】

道着(上着)を羽織って、右が内側・左が外側となる様に重ねる。

左側のすそに新極真会のタグが縫い付けてあるので、タグが上になる様に重ねる。作務衣や甚平の様な上着を止める紐は無いので、このままだと手で押さえていないとはだけてしまう。なので帯を巻いて固定する事になる。

 

【帯】

1. 帯は、帯の中心位置をヘソの下(高さは骨盤辺り)に当てる。

2. そのまま背中へグルッと回し、背中でクロスさせてまた前へもってくる。

3. 前へ持ってきたら、右手で持っている帯を下・左手で持っている帯を上にクロスさせる。この時、クロスさせる時に左手と右手を持ち替える。

4. 上にクロスさせた帯を、下から道着と帯の間に通す。ギュッと締めればキツく締まる。

5. あとは左側を下・右側を上(道着と帯の間に通した方)にしてクロスして重ねると、腹に巻いた帯とクロスして重ねた部分の間に輪っかが出来ていると思うので、上に重ねた帯を下から輪っかに通す。

6. ギュッと締めて終わり。

 

やはり一番の難関は帯の結び方ではないでしょうか。

 

最初は指導員の方が一緒にやって教えてくれるので平気ですけど、1回一緒にやっただけでは「やっべ、ほどけちゃったら分かんねーぞコレ」ってカンジだと思うので、何回も練習して覚えましょう。

 

何気にトイレとかは帯をほどかないとムリなんで、不安だったら初日の稽古が終わった後とかに指導員の方に聞いて復習すれば大丈夫です。

 

入門初日の人は稽古終了後に結構な確率で帯の結び方を聞いているので、恥ずかしい事ではありません。

 

礼儀作法を教わる

 

道着を着たら、次に教わるのが礼儀作法です。新極真会は返事は全て「押忍」で統一されています。

 

指導員から「返事は押忍」の説明を受けた瞬間から「押忍」と返事をしなければなりません。

 

「はい!分かりました!」

 

と言ったら

 

「『はい』じゃなくて『押忍!分かりました!』です。」

 

というやり取りがされます(笑)そして、「押忍」と同時に腕で十字を切ります。これが基本というか、新極真会共通の挨拶になります。

 

十字を切って「押忍」

 

世界共通語です。

 

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道場内の礼儀作法

 

まずは道場に来た時の作法ですが、道場は神聖な場所なので入り口をくぐる前に持っている荷物を全て入り口手前の床に置きます。

 

リュックや帽子、コート等の上着も床に降ろしてして下さい。ピアスや指輪などの装飾品も外します!

 

「メンドクセエ」

 

そう思う人もいるかもしれませんが、繰り返しになりますが道場は神聖な場所であって、当たり前の礼儀になります。

 

荷物を床に置いたら十字を切りながら大きな声で「押忍!」

 

そして荷物は床に置いたまま道場の中へ入り、指導員のトコへ行き「押忍」。あとは帯順(先輩順)に挨拶していきます。

 

帯順で上下関係が決まっているので、帯の等級を必ず覚えて下さい。

 

帯順のまとめ
無級     白帯
10級    オレンジ
9級  オレンジ1本線
8級  青
7級  青1本線
6級  黄
5級  黄1本線
4級  緑
3級  緑1本線
2級  茶
1級  茶1本線
初段     黒
弐段     黒2本線
初段以上は全て黒帯であり、十段まである。帯に段位と同じ本数の金色の刺繍がしてあり、新極真会の現最高段位は八段である。

先輩方に挨拶する

 

最初は白帯なので、自分から先輩方全員に挨拶しに行きます。帯を確認しながら順番に十字を切って「押忍」と挨拶しましょう。

 

「遠くに茶帯の先輩がいるケド、目の前に緑帯の先輩がいるから緑帯の先輩に挨拶してから茶帯の先輩に挨拶しよう」って思っちゃう場面があるかもしれませんが、コレは絶対ダメです!

 

気付かないで挨拶してしまったとしても「茶帯の先輩に挨拶してから!」と注意されます。上下関係は絶対です。

 

全員に挨拶したら入り口の床に置いた荷物を持ってロッカーへ行くんですが、ロッカーに入る前に荷物を床に置いて振り返って道場に向かって「押忍!」。

 

道場入る前に「押忍」したじゃん?

 

って思うんですが、道場に出入りする時は必ず荷物を置き、道場に向かって「押忍」言って十字を切ります。

 

ですから、ロッカーで着替えた後にロッカーから出たら道場に向かって十字を切って「押忍」。トイレに行く時もトイレに入る前に道場に向かって「押忍」。トイレから出た後も「押忍」。

 

これは絶対なので覚えておいて下さい。

 

道着に着替えて道場に入って待っていると、自分より後に道場に来る人がいます。

 

自分より後に来た人が自分より先輩だった場合、自分から挨拶に行かなければならないので、その先輩が入ってきたら座ってストレッチとかしていても立ち上がって自分から挨拶に行って下さい。

 

先輩から後輩に挨拶する事はありません。白帯だったら全員先輩になるので入ってきた人全員、自分から挨拶しに行けば間違いないでしょう。

 

逆に言えば帯が上がれば後輩に挨拶する必要は無くなります。

 

自分の帯が上がっていったら道場に入った瞬間、後輩たちが立ち上がり自分のトコへ挨拶しに来るので、指導員へ挨拶した後に後輩たちへ挨拶すれば良いワケです。

 

ビミョーなのが入門当時に先輩だった人の帯を追い抜いた時ですが、そうなったら向こうから挨拶に来てくれますが、僕は何となくお互い挨拶に行くみたいなカンジでやってます。

 

年齢とかもありますけど、やっぱ昨日まで先輩だった人をいきなり後輩扱い出来ないんで。割り切ってる人も中には居ますが、僕の場合はお互い挨拶しに行くカンジです。

 

道着を着て挨拶を済ませたら、後は稽古が始まるのを待つのみです。指導員の指示があるまで適当にストレッチなどして待ちましょう。

 

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まとめ

 

まとめ
初日は30分前に道場へ行く
道着の着方と礼儀作法を教わる
返事は全て「押忍」で、「押忍」と同時に十字を切る (新極真会 世界共通語)
先輩方に挨拶をして、稽古が始まるまで待つ

 

初日に道場に行ったら稽古が始まる前にまず何をやるのか書いていきましたが、特別難しい事はありません。

 

指導員の方も丁寧に説明してくれますし、放置される事も無いのでそこまで不安になる事は無いと思います。

 

強いて言えば帯の結び方くらいかな?これは数をこなして覚えるしかないので練習して下さい。

 

新極真会の稽古は楽しいので、少しでも不安が和らいでハードルを下げられたのならこれ以上の喜びはありません。

 

楽しい極真カラテライフを送って下さい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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