現在、緊急事態宣言が発令されて、全国の道場は休止をして自粛を行っていると思います。

 

今後、緊急事態宣言が解除され、対策を取った上で道場経営を行う事になると思いますが、どんなカンジになるのか全くイメージが出来ません。

 

新極真会(極真空手)はフルコンタクト(直接打撃制)である事と、稽古中は「気合い」を発する為、俗にいう「飛沫(ひまつ)」が飛びます。

 

「屋内空間である事」・「フルコンタクトである事」・「気合いを発する事」を考えると、稽古って出来るのかな?

 

と疑問に思っていたら、新極真会のホームページに「コロナ対策のガイドライン」が掲載されていました。

 

今後はこのガイドラインを基準に稽古を行っていくと思われますが、どの様に変わるのかを、ガイドラインに沿って考察していきたいと思います。

 

よろしくお願い致します。

 

スポンサーリンク

新極真会のコロナ対策ガイドライン

 

当会では「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の提言(5月1日)を受けて「フルコンタクト空手道場運営の感染対策ガイドライン初版(5月2日)」を作成し、約1週間の内部運用による意見交換を踏まえて改訂(5月9日)を行ないました。
今後、同会議の提言(5月4日)を踏まえて、医療関係者の監修によって改定を加えながら感染リスクの極小化を進めてまいります。
全国の支部道場では、地域の感染状況や使用施設の状況に応じて、本ガイドラインの管理項目を段階的に実施してまいります。
会員や保護者の皆さまが安心して稽古を再開していただくために、可能な限りの対策を研究し、実施して皆さまのご参加をお待ちしております。

 

新極真会のサイトにコロナ対策ガイドラインが掲載されていたので、それを見ると、今後の稽古内容が細かく載っていました。

 

そこから生徒に関する事で、気になった所をピックアップして紹介していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

今後の稽古内容はこうなる?

 

マスク着用と稽古前の検温

 

マスク着用は「装着を求めるが強要はしない」となっていますが、マスクをして運動しても問題無い人は着用する事と、稽古前の検温は行う事になりそうです。

 

そして「微熱がある生徒や体調不良の生徒は参加を禁止する」とはっきり記載されているので、少しでも体調に異変があった場合は稽古に参加出来なくなります。

 

今までみたいに「チョット風邪気味だけど、空手行きたいから行くかー!」ってのが出来なくなるという事です。

 

基本稽古と気合い

 

基本稽古での気合い発声の頻度は「10本に1回以下の頻度を目安とする」となっていて、且つ「気合は極力発声しない。発声する場合は息の吐出を短くする。セイヤーではなく、セイッ、またはセッ。」となっています。

 

これはもう基本稽古では指導員が「気合入れて!」と言ったら「セッ!」と発し、あとは号令に合わせては気合いを発しないとなるのでしょうか?

 

組手

 

「接触を避けたシャドートレーニングとする」と記載されているのと、「参加者同士の接触は避ける」となっているので、現段階ではフルコンタクトでの稽古は出来ない事になります。

 

単位時間と参加人数

 

ガイドラインには「1クラス単位は30~40分程度にすることが望ましい。」、「運動スペースに応じて、常にSD(ソーシャルディスタンス)が維持できる最大許容人数を設定する。」とあります。

 

1クラス単位は30分~40分というには、これは基本稽古をやったら終わってしまう時間です。

 

基本・移動・型を全て行うとしたら1時間以上掛かるので、基本をかなり簡素化して行う必要がある事と、白帯~黒帯まで合同で稽古したら移動や型の時間も多く掛かってしまいます。

 

稽古後の自由時間も無くなると思われるので、当面は基本・移動・型をサッとやって終了するという流れになると思われます。

 

今までなら19時から稽古開始で、後は道場が閉まるまでの間に自由に来て良いという仕組みでしたが、「1クラス単位」という文言があるという事は「19:00~19:40」「19:50~20:30」という風に、指導時間が細かくクラス分けされていくのかもしれません。

 

帯でクラス分けしていけば移動・型の時間を短縮できるので、時間短縮目的で言えば良い事かもしれませんが、後輩が先輩の動きを見て学ぶ機会が無くなってしまいます。

 

クラス分けの方法も気になりますが、今後は細かく時間分けされて人数の分散と感染リスクを減らしていく事になっていくと思われます。

 

後、ソーシャルディスタンスが維持出来る最大許容人数を設定となっていますが、これは間借りしている狭い道場とかはどうするのか?

 

道場に行ったら「このクラスはもういっぱいだから、次のクラスにまた来て」みたいになるのか?

 

どういう分け方をするのか、疑問です。

 

スポンサーリンク

でも道場は潰れないでほしいよね

 

現在、今年に開催が予定されていた大会が全て延期や中止になっています。

 

大会もそうですけど、まずは新たな体制で道場を通常運転していく事から始めなければならないと思います。

 

コロナウイルスの影響で退会する人も出てくるでしょうし、この条件でも稽古をしたいと待ち望んでいる人も多く居ると思います。

 

ひょっとしたらこのままずっとこの体制で運営していくのかもしれませんし、コロナウイルスが収束し、前みたいに元通りになる日が来るかもしれません。

 

その「元通り」になった時に、「またやろうかな」って思って道場に行ったら経営難で道場が無くなってたってなるのが一番悲しい事です。

 

試行錯誤して、この条件でも質の良い稽古を提供してもらえる様に頑張ってもらいたいですよね。

 

まとめ

 

今回は新極真会のホームページに「コロナ対策ガイドライン」が掲載されていたので、ここから今後の稽古風景などを考察してみました。

 

今後、コロナウイルスのワクチンなどが開発され元に戻っていくのか、それともこのまま続くのか全く分かりませんが、自分の所属している道場は潰れないでほしい。

 

僕はそう思います。

 

生徒側も、ベテランになればなるほど辞めたくても辞めづらいだろうし、支部長や指導員からしても辞めてほしくないだろうし。

 

少しづつ、良い方向に事が進んでいく事を望みながら、今後の動向に期待したいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク
おすすめ記事