極真カラテを始めたからには「強くなりたい」という目的で入門してくる人も多いと思います。
でもいざ組手となるとどんなカンジで行なわれるのか?これに関しては実際に入門しないと分からないですよね。
って事で今回は
- 組手をやるタイミング
- 組手をやる際の注意事項
- 初めての組手
の説明を分かり易く説明していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
組手をやるタイミング
普段の稽古で2人1組になって行なう「コンビネーションの練習」がありますが、これはあくまで「決まった攻撃が来るのを、決まった受け方で捌く」練習であって「組手」ではありません。
組手は稽古後に行なう
普段の稽古は「基本」「移動」「型」を行なって終了します。時間的にも、この3つと2人1組で行なう「コンビネーションの練習」を行なったら1時間30分くらいは掛かります。
稽古が終了したらその後は自由時間になるので、この自由時間の時に各々好きな事を行い、「組手」をしたい人は「組手」を行います。
サンドバッグやミット打ちを行なう人も居ますし、型の復習とかストレッチとか行なう人もいます。仲の良い人と喋ってる人も居ますし、本当に自由時間です。
指導員と組手をしてみる
実際、自由時間と言っても最初は知り合いも居ないので一人でポツンとしてしまうと思います。
こういう時は指導員に相談してみれば良いと思います。相談やアドバイスもしてくれますし、組手の相手もしてくれます。
多分ですけど、一人でポツンとしていたら指導員の方から「何か興味がありますか?一緒にやりましょうか?」など、こちらに気を使ってくれて向こうから来てくれると思います。
この時に「「組手」ってどうなんですかね?」みたいな話をすると「やってみますか?」みたいな流れになると思いますけど。
僕の場合は指導員が来てくれて、「やってみる?」みたいなカンジになりました。僕は「イヤイヤ!オレなんかムリですよ!」みたいなやり取りをしましたが、結局そのときに始めて組手を行いました。
そこから「またやる?」みたいなカンジになって毎回行なう様になっていったので、最初の入り口は指導員がベストだと思います。
組手をやる際の注意事項
組手は実際に攻撃を当てるので、ケガをする危険があります。
全日本や地方大会等などの公式な試合では「素手素足」で試合を行なっていますが、道場での普段の稽古では「素手素足」では組手を行ないません。
手と足(すね)にサポーターをつけて組手(スパーリング)を行ないます。このサポーターは自分で購入して自分のを使う事になります。道場にはレンタルのサポーターはありません。
道場で売っていると思いますので道場で購入するか、または自分で好きなのをネットで購入するかのどちらかになります。
昔の分裂前~分裂後しばらくの時代は無かったと思うんですけど、今は「新極真会」のロゴが入った公認サポーターを着用しなければ公式試合に出られない様なので、道場では好きなサポーターを着けても問題無いけど、試合に出るなら公式サポーターを購入しないとダメという事になりますね。
僕はもう試合に出てないので、スパーリングをする時は昔から使っている公認ではない脛サポーターと、手はサポーターではなくネットで購入したパンチンググローブを着けています。
人によっては自分でオープンフィンガーグローブを購入して着けたり、ひざサポーターも着ける人もいます。これは自分がケガをしない為にする事なので、自分の判断で決めれば良いです。僕はひざサポーターは着けた事ありません。
1. 拳サポーター 1700円
2. すねサポーター 2700円 ~ 3000円弱
3. ひざサポーター 2000円 ~ 2700円前後
サポーターも種類があるので、参考金額として目安にして下さい。
本当に最初の最初で、「相手が攻撃してこない・受けない状態」で組手をしてくれるなら素手素足でもケガしないで平気かもしれませんが、やはりサポーターは着けた方が良いです。
自分もそうですけど、相手にケガをさせないというのも大事です。
初めての組手
初めての組手は本当にドキドキすると思います。人を殴る経験なんてそうそう出来ないですからね。
道場内での組手(スパーリング)は1回2分で行なう事が多いと思います。ウチの道場は2分です。
1. 手での顔面攻撃禁止
2. 足での顔面攻撃は有り
3. 金的攻撃無し
4. 掴み無し
ザックリとした新極真会の組手ルールはこの4つになります。
パンチで顔面攻撃は禁止だけど、蹴りなら有りです。この4つを押さえておけば大体OKです。
このルールを踏まえた上で組手をします。誰かに時間を計ってもらい、「はじめ」の合図と共に組手が始まります。
パンチや蹴り、好きな攻撃を好きな様に打ってみましょう。当たってもビクともせず、相手の筋肉や骨は全部が硬い。「格闘技(空手は武道だけど)やってるヤツはスゲーな!」って思うと思います。
最初は拳や骨も柔らかく、叩いた方が痛くなる事があるので気を付けて下さい。特に蹴りを打った時、すねに気を付けましょう。本当にケガをします。
2分が経過して組手が終わったら、「オス!ありがとうございました!」と挨拶をして終わります。
初めての組手はこんなカンジになります。
まとめ
1. 組手は稽古終了後の自由時間で行なう
2. 拳とすねにサポーターを着用する
3. ルールを守る
4. 組手が終わったら「押忍!ありがとうございました!」とお互い礼をする
今回は新極真会の「組手」がどんなカンジで行なわれているのかを紹介してみました。
ケガをしない様に安全性に考慮して行なわれているので、直接攻撃は当てますけどケガのリスクは抑えられています。
組手は大きな魅力の1つなので、最初は怖いかもしれませんけど極真カラテをやる以上やった方が絶対に良いです。本当に楽しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。