組手でお互い構えて向かい合っていると、隙という隙が無くて「どこ攻めようかなー」って時がありますよね。
こういう時は見合っていても仕方無いので、どちらかが攻める事になるんですが、下手に動くとその隙を突かれて攻撃されてしまうというのもよくあります。
こういう時は下手に攻めると逆に返されてしまい、ペースを持っていかれる場合もあるので注意が必要です。
今回は向かい合った状態で相手に隙を作らせる小技を1つ紹介したいと思います。よろしくお願い致します。
目次
見合った状態ってどんな状態?
先に仕掛けられた方のが攻めやすい
見合った状態というのは、お互い攻めあぐねて様子を見ている状態です。
何でこんな状態になるかと言ったら、基本的に構えている状態というのはあまり隙がありません。
そして攻撃をした時に大きな隙が生まれるので、皆そこを攻めて攻撃の起点を作りたいワケです。
なので、お互いが「相手に先に動いてもらいたい」という状態になると、こういったお見合い状態になってしまうワケです。
相手のガードが無ければ攻撃は当たる
単純に考えると、相手のガードが無ければ隙が出来てそこに攻撃が当たります。
という事はその状態を作り出してあげれば良いという事になります。
相手のガードの腕を払い落とす
普通は相手がパンチを打ってきたら、そのパンチを外受けとかして受け流しますよね。
今回はそうではなく、構えている腕を外受けしてガードを払い落としてしまいます。
相手に悟られない様に、さりげなく相手のガードの腕の外側に手を持ってきます。
そして、手首辺りを狙って一気に外受け気味にガードを払い落とすと、胸が空きます。
こうすると相手からの攻めを待つ事なく、こちらから仕掛けて相手に隙を作らせる事が出来ます。
こうなったら相手のヒジから先(前腕部)が下に払い落とされるので、空いた部分にパンチを打ち込む事が出来ます。
ここを攻撃の起点としてこちらから攻めていけば、ペースを掴んで攻めていく事が出来るというワケです。
パンチを入れた後の展開が大事
効かせる目的のパンチではない
この技術は「効かせる目的」ではなく、「攻撃の起点を作る目的」の技術なので、勘違いしてはいけません。
なので「払う→パンチを入れる→パンチが入ったから終わり」ではなく、その後の展開がきちんと頭の中で出来上がってないとこの技術がムダになってしまいます。
組手というのは自分から攻めていかないと主導権は握れないモノです。
これは自分から仕掛けて攻撃を当てて主導権を手繰り寄せる事が出来るので、「パンチを入れたらその後はこう攻めていく」と攻めのプランをきちんと立てて、その通りに実行していく事が大事になります。
まとめ
今回は見合った状態で攻めあぐねた時の小技を1つ紹介しました。
組手というのは、相手に先に攻められてペースを持っていかれると、いくら上手く攻撃を返していても印象として相手のが良く映ってしまいます。
攻撃を仕掛けたら、その時に生じた隙を攻められてしまう確率は高いです。
ホントは相手から仕掛けてもらって、それを返していきたい。だけど自分から攻めていかないと負けてしまう。
そういうジレンマがありますが、こういう小技を使って攻撃の起点を作ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。