組手をやっていて、蹴り主体の人っていますよね。
突きは蹴りに繋げる為の手段であり、最終的に蹴りを決めにくる人です。
蹴り主体の人は、常に蹴りに繋げる事を考えているので構えに特徴があります。
その特徴から弱い部分が見えてくるので、そこを攻めて組手を有利に運んでいきましょう。
蹴り主体の人は重心が高い
蹴り主体の人の構えの特徴として、重心が高い事が挙げられます。
こういう構えだと前足(左足)で上段蹴りが蹴りやすくなるので、ジャブ感覚で左上段蹴りを蹴ってきます。
インファイターの様に、低重心で前のめりに構えてしまうと瞬間的に上段蹴りが蹴れないので、無意識に重心が高くなり身体も後ろに反りがちになります。
高重心で反っているからボディが弱い
重心が高くなって身体が後ろに反るという事は、腹筋が伸びてしまってしまっているという事です。
この伸びた腹筋に攻撃をしたら、グッと腹筋を丸めて力を入れているよりも確実に効かせる事が出来ます。
ボディを中心に攻めれば蹴りを封じる事が出来る
逆に言えば、接近戦に持ち込んでボディ中心に攻撃すれば蹴りを封じる事ができます。
ボディを攻めれば反っている体勢を前のめりの体勢にさせる事が出来るので、前のめりにさせれば上段への蹴りが出しづらくなります。
なので、高重心で反ったトコにボディを攻めれば効かせやすく、ボディ中心に攻めれば腹筋に力を入れる為、低重心の前のめりの構えにさせる事が出来るので、蹴りを封じる事が出来ます。
上段ヒザ蹴りという例外がある
接近戦で背中を丸めた状態は、上段ヒザ蹴りを蹴る体勢になるので上段ヒザ蹴りには注意して下さい。
安心していると、身体や腕を死角に使いフッとヒザが飛んで来ます。
上段ヒザ蹴りは、蹴りの中でも高等テクニックになるのでこの蹴りを蹴れる人は限られてきますが、上段ヒザ蹴りは喰らったらかなり危険なダメージを受けるので、接近戦に持ち込んだからといって油断しないで下さい。
まとめ
蹴り主体の人は、常に上段を蹴れる様に高重心で構えている人が多いです。
「今!」と思ったタイミングに上段蹴りが蹴れないとイヤなのです。
そして重心を高く構えているという事は、自身の防御力を犠牲にして蹴りを出しやすくした構えなので、その犠牲にしている部分を攻めれば活路を見出せます。
蹴りと蹴りの隙間を上手く攻めて、ボディを効かせて蹴りを上手く封じましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。