4年に1度開催される、極真空手の大会では最高峰となる無差別級の世界大会があります。

 

僕は新極真会の人間なんですが、新極真会は今まで王座を日本が死守してきていて、王座を海外に流出せずに守り抜いています。

 

白帯くん
これ、スゴイですよね!フィジカル面では海外の選手のが有利だから、日本人が頑張っている証ですよね!

 

黒帯先輩
そうだな!海外選手はデカイ選手が多いから、それだけで日本人は不利だよな!でも、今まで日本人が王座を死守してきているケド、日本が圧倒的に有利な条件で大会が開かれているから守れているのかもしれないよ?

 

世界大会の王座は今まで日本が守り抜いていますが、客観的に見ると日本が有利な条件で大会が開かれているので、それも後押しになっているのではないかと思います。

 

今回は世界大会を客観的な視点で解説していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

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世界大会って何だ?

 

世界大会というのは4年に1度開催される大会です。

 

新極真会は世界中に支部があるので、各国の代表選手が4年に1度集結し強さを競い合います。

 

普段の大会は「全日本」など、各国それぞれ個々に大会を開いていますが、各国の王者や代表選手が1つの大会に集結して競う大会は4年に1度の世界大会のみになるので、極真空手の大会では規模・レベル共に最高峰の大会になります。

 

ウェイト制の世界大会もありますが、この大会は「無差別級」なので、真の世界一が決まる大会でもあります。

 

4年に1度の空手オリンピックと呼ばれていて、選手としても世界大会に出場する事、世界大会で結果を残す事が目標になり、夢になってきます。

 

白帯くん
4年に1度って、出るだけで大変なカンジがするんですけど気のせいですか?

 

黒帯先輩
大変だよ!トップ選手はピークやテンションを維持し続けなきゃいけないし、代表権が掛かった大会では皆躍起になって戦うから、出場するだけでもスゴイ事だよ!

 

ポイント
世界大会は4年に1度開かれる大会です。各国の代表選手が1つの大会に集まって無差別級で試合をするというのはこの大会のみになるので、極真が開催する大会の中では最高峰の大会になります。無差別級なので、真の世界一が決まります。

 

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スタートから日本が有利ってどういう事?

 

日本人枠が多い

 

この日本が有利というのは、「出場選手枠」が圧倒的に日本人枠が多い事が挙げられます。

 

どういう事かと言ったら、日本以外の国の選手の枠(海外選手枠)は各国で1か2、多くても3か4くらいではないかと思います。

 

これは日本で例えると、全日本大会の優勝者しか世界大会に出場できない、もしくは優勝か準優勝で枠が埋まる事を意味します。

 

かなりのハードルの高さです。

 

コレに対し日本人枠は昔は16人、第12回世界大会に関して言えば20人の日本人枠が設けられています。

 

各トーナメントの山に日本人が1人配置されているので、この時点で圧倒的に有利な状況でスタートしているといえます。

 

ポイント
昔からの流れで、「日本は王座を死守出来るのか?」という謳い文句があります。日本人が海外選手を迎え撃つという形で、日本vs海外勢という流れになっています。日本以外は「海外選手」という括りで考えれば日本人枠の数も妥当なのかもしれませんが、海外選手からしたら「自国以外は海外選手」なので、客観的に見たら日本が枠の多さで有利な状況になっているといえるのではないでしょうか。

 

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選手のレベルを見ると妥当と言える?

 

先ほどはトーナメントの出場枠で日本人枠が20人設けられているからスタートの時点で日本が有利と言いましたが、選手自体、大会自体のレベルを考えたら妥当とも言えるのではないか?とも思います。

 

日本人選手のレベルは高い

 

海外選手に比べ日本人選手のレベルが平均的に皆高いので、国とか関係なく選手レベルという観点で見たら枠の数も妥当なのかな?と言えます。

 

世界各国を見ても競技人口は日本人が一番多いし、トップ選手が師範として指導してくれているので、環境的には一番整っています。

 

例えばある国に新極真会の支部があったとして、その国にはその1支部の1道場しかなくて、試合なんか当然無いから道場中でのスパーリングしか経験した事が無い道場生がその国の代表として1人出場するという事もあると思います。

 

そのレベル差を考えた時、日本人枠の数というのは決して有利不利という事ではなく、選手のレベルを考えた時に妥当と言えると思いますが、でもそれを言ったら世界大会という公式で平等なルールから少し脱線しているんじゃないかとも言えます。

 

大会のレベルを考えたら「妥当」ですが、「公平性」を持たせるという観点から見たら、公平ではないですよね。

 

僕みたいな「観る側の人間」からしたらレベルの高い試合が見たいし、日本人が勝つとやっぱ嬉しいんですけど、難しいですよね。

 

ポイント
海外選手は置かれている環境が日本とは違うので、選手のレベルにバラつきがあります。大会全体のレベルを考えたら選手枠も妥当と言えますが、それだと公平性が失われているとも言えるので、難しい課題と言えるのではないでしょうか。

 

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そもそも海外選手ってどう思ってるのだろうか?

 

これは僕には分からない疑問になってしまうんですが、海外選手ってどう思ってるんでしょうね?

 

世界大会に出場して優勝する事が最大の目標ではあるとは思うんですが、「対日本人」という意識ってあるのかな?って思うんです。

 

日本人からしたら、どの国だろうが相手は「海外勢」になるワケじゃないですか?

 

それでも強豪国はマークするんで、海外選手も日本人は一応意識はしているのかな?って思ってしまっているんですけど。

 

これは僕の勝手な想像ですが、発祥国であり、今まで王座を死守している日本から王座を奪還しようって一致団結して向かってきているのかなって雰囲気はあるんじゃないかなって思います。

 

日本人が試合している時、海外勢が押していると海外選手や観客が盛り上がるんですよ。

 

自国ではない人が戦っているのにその選手を応援するというのは、やはり海外選手は「日本の牙城を崩す」という所が見たいのかなって思うんです。

 

日本人観点から見たら「日本の王座を死守する」、海外の人から見たら「日本の牙城を崩す」という所が見たいのかなってカンジがします。

 

そう考えると日本人枠が多いと、それだけお互い「見どころ」が増えて良い大会になるのかなと思います。

 

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まとめ

 

今年は第12回世界大会が開催されるので、世界大会について客観的に綴ってみました。

 

前から思っていた事で、「日本の王座を死守」という事は分かるんですが、枠の数が不公平なんじゃないか?って客観的に思いますよね。

 

確かに本当に強い海外選手というのは少なくて、「そのレベルなら地方大会でも1回戦負けだぞ」みたいなレベルの選手もいるし、レベルにバラつきがあるのも事実なんですけど。

 

例えば強豪国が、各国から10人ずつ大挙して出場してきたら王座を守れるのか疑問になってきますが、何だかんだ言ってもやっぱ日本人が試合をしていると日本人も海外勢も試合に注目するんで、日本人の存在が大会を盛り上げる要因になっているのは間違いないと思います。

 

王座の死守とかありますが、もうこれだけ歴史があるし「日本とか海外とかどうでもよくない?」って思ったりもしますが、でもやっぱ日本が勝つと嬉しいんで第12回世界大会も日本が王座を死守してくれる事を願って応援したいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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