今現在、極真空手をやっている人や、これから入門しようか迷っている人。
たくさんいると思います。
それとは逆に、「そろそろ辞めようかな。」と思っている人も結構いるのではないでしょうか。
入門する時というのは、ある程度下調べをしてから覚悟を決めて入門すると思うので、最初の内は楽しく続けられると思います。
しかし、年数が経って帯も上がってくると覚える事も減り、同じ事の繰り返しになってくる現実に直面するでしょう。
その時に「退会」の2文字が頭をよぎる人もいるのではないでしょうか。
今回は退会を考える時期やタイミングはいつなのかを紹介していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
目次
少年部(小学生)からやっている人は?
少年部からやっている人は、最初の入り口は両親が取り合えず習い事の一環でやらせたというのが多いと思います。
「こういうのは子供の頃からやらせないと意味が無い」という思いもあるんだと思います。
極真空手に限ってはあまり意味は無いんですけどね。
中には友達がやってるから自分もやりたいという子も居るとは思いますが、ほとんどが親発信でしょう。
そういう子は学校が終わったら空手に通う習慣が身に付くので、道場が開いている日は皆勤賞に近いペースで通ってきます。
なので少年部からやっている子というのは、怖いとか痛いの苦手とか「極真空手自体が合わなかった」という子以外は、少年部の内はほとんど辞めないと思います。
中学生になると?
部活と塾
ここがまず一つの壁ではないかと思います。
部活とかが出てきて学校に束縛される時間が増えるし、塾とかに通う事も出てくると思います。
部活・塾・空手で優先順位をつけるとしたら、一般的には空手が最後になりますよね。
友達がみんな部活に行く中、自分だけ部活をサボって帰るって結構な勇気がいる事です。
「部活も真面目にやって、その後に塾行って、塾じゃない日は空手だな!」って器用に出来る人なら良いですけど、部活をやって帰ったらもう17時~18時で、ソッコー支度して休む間も無く道場行って、帰りは21時過ぎ。
疲れちゃいます。
僕は月・水・木・土は空手、火・金は塾っていうスケジュールを崩さずに通いましたが、部活はほとんど顔を出しませんでした。
学校の付き合いを大事にする人は頻度がガクンと落ちるか、辞めてしまう子も居ます。
少年部から一般部へ変わる
中学生って少年部と一般部の狭間に居るカンジなんですが、中学になると少年部の時間帯に道場に顔を出すのが時間的にキツくなってくるので、一般部の19時から参加になってきます。
最初から一般部に参加して通っていた人は全然良いんですけど、いきなり少年部から一般部になると周りは誰も知らないし、自分が一番年下だし、話相手もいないし少年部に比べてつまんないと思います。
そうなるとやはり通う頻度が落ちてきてしまう原因になるので、「もう良いや」ってなる人もいます。
女子は辞めちゃう?
僕が学生の時には中学生・高校生の女子が居なかったのでこれは分からないんですが、中学生になったタイミング、もしくは小学校高学年のタイミングで女子は辞める人が多いのかな?
体つきが変わってくるというのもあるとは思いますが、当時の僕の道場には女子はいませんでした。
高校生は?
高校生まで続けば、取り合えず高校生の内は続ける人が多いのかな?っていう印象を受けます。
多分、「強い=カッコイイ」という恩恵を一番受ける年齢だからだと思います。(笑)
アレって何なんでしょうね?
ケンカが強い事に憧れる時期なんでしょうか。
高校生から始める人も多いですし、そういう年齢というのもありますが、高校生はやる気があって意欲的な人が多いです。
鬼門!社会人になった時
月謝がのしかかる
一番の鬼門が来ました。
学生では無くなり、社会人になった時です。
これには大きな理由が一つあります。
他の家庭は分かりませんが、今まで親に払ってもらっていた月謝を自分で払う事になるという事です。
社会人で自分で稼げる様になったら、毎月の月謝がのしかかってくる様になります。
極真空手の月謝って大体1万円くらいしますよね。
そこで考えます。
「今は大体週に何回通ってて、んで1万円か・・・」と。
最初の頃は空いてる時間は空手に費やしていたのが、大人になるにつれて「空手以外に時間を割く事」が増えてきます。
そこで、この頻度で1万円は高いなって思い始めます。
試合に出て選手になる事を目標に頑張っているなら全然OKですけど、それ以外の人は何を目標に続けていくのか不明確になってきます。
んで、「金も勿体ないし、もう良いか」って思う人が多く、この月謝を自己負担するタイミングで辞める人は多いです。
逆に辞めない人ってどういう人?
試合に出ている人
逆に辞めない人は、交流試合でも公式試合でも何でも良いんで、試合に出て結果を残したいと頑張っている人は辞めません。
これは少年部でも社会人でも変わらないです。
目標がある人は、どんな状況下にあろうが絶対に道場に来るし、一生懸命練習をします。
なので少年部からずーっと試合に出続けている人は、そのまま社会人になっても辞めずにテンションを保って練習に励みます。
社会人になってから入門した人
これはあるあるだと思うんですが、例えば30歳前後の社会人になってから入門した人というのは、自分のペースでコツコツ真面目に通ってきます。
少年部から続けてきた人が大人になるにつれて辞める人がいる一方、大人になってから始めた人のが辞めずにコツコツ続けていくというのも面白いんですけど、そういうモノです。
多分、社会人になってから入門してくる人というのは、もう「生活環境が構築されている人」だからだと思います。
結婚していて子供が居て、仕事は何時に終わって収入はいくらで、っていうのがもう構築されていて、その空き時間の中でやりたい事をやろうと決めて、色々調べて入門してくると思うんですよ。
なので「この頻度で1万円は高い」とかそういう概念はなくて、自分のやりたかった趣味としてやっている人が多いので、社会人になってから入門してきた人というのは辞めずにコツコツ続ける人が多いです。
まとめ
今回は退会を考えるタイミングについて紹介しました。
僕の思う一番の鬼門は、学生から続けている人だったら社会人になったタイミングなのかなって思います。
今まで親に払ってもらっていて分からなかったけど、やっぱ1万円って高いですもんね。
社会人になって給料入って、空手に行くなら飲みに行きたいし、あんま行かなくなった空手に1万円払ってるならその金を他の事に使いたいし。
空手辞めれば空手に行ってた日も遊べるし、金も浮くし良い事尽くめですからね。
人それぞれの価値観はありますが、そこで辞めずに細く繋がっていれば、結婚とかして生活のリズムが安定した時に「社会人になってから入門した人は辞めない」のループに入るんで、迷っているなら辞めずに続けていた方のが良いと思います。
財産ですから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。